★ 紀州釣り(ダンゴ)ゲームに勝つ!! ★ 私は過去、1日で64枚のチヌを紀州釣りでGETした事があります。 当時は、紀州釣りをする人も少なくダンゴも糠ベースで、適当に集魚材を混ぜ合わせただけの物でした、 それでも、釣行の度ボーズはほとんど無く、最低でも10〜20枚のチヌを釣る事が出来ました。 しかし・・近年は紀州釣りファンも増え連日どこの堤防もダンゴでチヌ狙いの方が見うけられます。 こうなって来ると、昔の様なダンゴでの爆釣はかなり難しくなって来ました。 そこで、皆様のお役に立つかは分りませんが、私の紀州釣りを紹介致します。 |
* ダンゴ作り〜チヌGETまで・・・ |
1 → 直径約20センチのボールで・・一日分の基本配合・・・ |
1、ヌカ 6〜8杯 1、砂 2.5杯 1、細引きサナギ 2キロ 1、押し麦 500g 1、アミエビ 2キロ 1、チヌにんにく 1キロ(市販) 1、3〜4倍コマセ 1キロ(市販) ○ 以上が私の配合材料です・・・40センチバッカンに丁度一杯 一日分・・・ |
2 → 混ぜ方の順序・・・ |
1、アミエビをザル等に入れて、水気を切ります、 1、大き目のタライか、セメントを練る船、他、を準備します。 1、砂とアミエビをしっかり混ぜ合わせます。 1、次に細引きサナギを入れて、全体に水気が行き渡るまで混ぜます。 1、後は、押し麦・ヌカ・チヌにんにく・3〜4倍コマセを入れしっかり混ぜ合わせて完了です。 ○ 面倒だけど、しっかり・良く混ぜないと ダマが出来ていいダンゴになりません。 私は釣行の前日(夕方)に作ります、現場に着いたら しっとりして丁度いいダンゴになるからです。 ダンゴは一日握っても、疲れないダンゴが必要条件です。 集魚材等、追加して自分だけのダンゴを作りましょう。 |
3 → タックルと仕掛け・・・ |
私は、2号の中通し竿、、スピニングリール(2.500番)、道糸2.5号、極小サルカン、ハリス1.5号1ヒロ半、チヌ針3号、 玉浮き、仕掛けでやります。 中通し竿の場合、浮き止め糸は極小糸でしっかり結びます、竿の中まで巻き込む為 浮き止め糸が移動したり トラブル発生になり易いからです。 たま〜に、ガイド竿を使用しますが、風のある時等使い辛い気がします。 |
4 → 現場に着いたら・・・ |
私は、敦賀方面の堤防へ良く出掛けます。 特に得意とする(HG)は水深が、12〜15メートルありますから、必ず暗い内(夜明け前)に着く様にしてます。 何故かと言うと・・・電気浮きでタナ取りをするからです。 水深が12メートル以上ある所では、明るくなってからだとタナ取りにかなり時間が掛かりますからネ・・・ 電気浮きは 棒浮き以外の物を使用してます。 私の持ち物は・・・折り畳み椅子、キャリア、ロッドケース、ダンゴバッカン、アイスBOX、etc、です |
5 → タナ合わせ・・・ |
最初・・・タナは浮きが海面から5センチ位下に合わせます。 何度もダンゴを投げて、タナはしっかり取りますネ・・・ この時、ダンゴを握った回数を覚えます。 ダンゴを投げ海底に着いてから ダンゴが割れる(浮きがポコッと浮き上がる) まで数を数えます、180回(約3分)位で割れるならベストでしょう・・・ 200回以上数えても割れない時は、ダンゴを握る回数を少なくします。 早く割れる時は、ダンゴを握る回数を多くします。 ○ 夜明けまでまだ時間があります・・・ 自分の作るポイント(タナ取りした辺り)にダンゴを15〜20コダンゴを投げ込みます。 |
6 → さあ・・・夜明けです・・・ |
電気浮きを、玉浮きに変えてダンゴを投げます。 ダンゴを投げた時、海面に トポン と着くと同時に玉浮きに負荷が掛からない様、穂先を振って道糸を15メートル程 送り出します。 この時、ダンゴは必ず海底に ドン と着く事が絶対条件です。 余った道糸を巻き、穂先から浮きまで道糸は、張らず 緩めず でダンゴが割れるのを待ちます。 ○ ダンゴを投げた時・・ダンゴが海面に落ちた時の音はいろいろありますが、 ト ポ ン の音がベストの様です。 |
7 → ダンゴが割れました・・・ |
玉浮きが、海面に ポコッ と浮き上がります。 竿は、両手で持って 浮きから目を離さず集中します、夜明けの時合いにチヌが居れば必ず食ってきます・・・ 玉浮きの消し込み等、浮きに変化が出たら 大きく合わせます。 |
8 → 玉浮きのアタリは・・・ |
そこそこのチヌ(35センチ以上)なら、重いアタリで少しだけ浮きがシモリます。 チンタ、アジ、キス、真鯛、サンバソウ、他、は浮きがスパーと消し込み、ボラはズボーっと消し込みますが・・ 私も未だ、本アタリは分りません。 これは、経験を積むしか無い様です。 |
9 → 底ハワセ・・・ |
チヌの活性の高い時は、底を切っても入れ食いで食って来ますが、食い渋りの時はハリスを底ハワセにします。 5センチ底を切った(電気浮きで合わせたタナ)浮き下から10センチタナを深くします。 計算上では 5センチのハワセとなります。 ハワセの場合ダンゴが底に着いても玉浮きは、海面に浮いたままの状態となります。 ここでダンゴが何時割れたか分りません・・・海面が少しでも ザワ着いて居れば 浮き は一定のリズムで 浮いたり シモったりします。 5に書いた様に、ダンゴの割れる回数を数えて居れば いつ割れたか分る筈です。 ダンゴが完全に割れたら、玉浮きは浮いたままの状態になります。 食い渋りの時 浮きへのアタリは チョコチョコっと浮きが動いたり、少しだけシモったりします。 少しでも、浮きに変化が出たら・・・大合わせですネ・・・ |
10 → 餌は・・・ |
敦賀方面の紀州釣りは、夏〜秋(7〜11月)ですがピークは9月からですね・・・ 私の使用する、餌は・・・ オキアミ、サナギ、ボケ、コーン、磯エビ、ですがピーク時(秋)は オキアミ、ボケ、磯エビ、を使用します。 磯エビは頭を取り、殻をむいて身だけを使用しますネ・・・ 私は、磯エビでかなりのチヌを釣っています。 |
11 → 風がある時や潮の流れがある時・・・ |
紀州釣りで一番の天敵は・・風・・ですね・・・風が吹くと本当に釣り辛いものです。 ダンゴ投入時に、風上に穂先を持って行き、その場で道糸を送り出します。 浮きが馴染んだ状態でも、道糸は風上にある事が大切です。 風上に道糸があるなら、風に引っ張られないので ダンゴが割れた時 餌は浮き上がる事はありません・・・ 良く風任せで、目一杯道糸を出して釣ってる人を見かけますが、それでは折角浮きにアタリがあって 大合わせをしても 絶対にチヌは掛かりません。 潮が動く時は、必ず潮上にダンゴを投げ 自分の作って居るポイントにダンゴが落ちる様にして・・・ 道糸は絶対に潮上で送り出します、この時も道糸は潮上にある事が条件です。 ○ 風があっても、潮が動いてもベストの釣りをするのが 釣り人のテクニックですよネ・・・ |
12 → ダンゴが割れてから・・・ |
良くダンゴが割れてから、いつまでも仕掛けを流して居る人を見かけますが・・・ これでは、絶対チヌは釣れません・・・ 3〜5メートル流して道糸を巻き取り、次のダンゴを投げる・・・一定のリズムを作ります。 紀州釣りは手返し勝負です、自分のリズムを作りダンゴでチヌを寄せないと・・・ なかなかチヌを釣る事は出来ません。 |
13 → 釣れたチヌは・・・ |
たま〜に釣れたチヌを、足で蹴飛ばしたりする人を見かけますが、これはチヌに対して失礼です GETした黒鯛に感謝して、スカリやストリンガーで活かしておき 納竿の時に必ず絞めて(血抜き)持ち帰ります・・・ 刺身、塩焼き、他、で美味しく食べられますネ 必用以上のチヌはリリースです。 |
14 → 2004年 紀州釣り釣果 一部です・・・ |
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15 → 最後に・・・ |
1〜16迄 以上で私の紀州釣りスタイルを紹介しましたが・・・ まだまだ研究改良しなければなりません・・・ 紀州釣りを、始められる方 経験者の方 紀州つりオンリーの方 この書面が参考になれば幸いです。 |
16 → 自然を大切に・・・ |
良く海へゴミを平気で捨てる人を見かけますが・・・ これは・・絶対止めましょう・・ ゴミだらけの海で、釣りをするのはうんざりします、紀州釣りは一日中椅子等に腰掛けて釣りをする為タバコをポイ捨てしがち です、空き缶等など灰皿になる物を持参しょう・・・ 自分のゴミは持ち帰るべし・・・ |
★ 楽しく釣りをさせてくれる海に感謝 ★ |
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